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伊豆に行って来ました
金曜日から2泊3日で親友Mと伊豆に行って来た。
以前にブログに書いたが、ここ数年、春はずっと千葉県の千倉に花摘みに行っていた。 けれど今年は新しい場所に挑戦!と伊豆は下田へ。 ろくに計画もせずに行き当たりばったりの旅だったが、天気にも恵まれ、 ばっちり楽しめた3日間だった。 金曜日の朝、特急ビュー踊り子号で下田へ約3時間。 駅前の磯料理屋さんで新鮮な刺身料理を食べた後、さっそく下田の町の散策へ。 下田は、1853年のペリーの黒船来航によって結ばれた日米和親条約によって開港。 その後、タウンゼント・ハリスが米国総領事として就任、玉泉寺に領事館が開かれたことで有名な土地である・・・・・って、ここまでガイドブック見て書きました。 うーん、そういえば日本史の授業で習いましたね~確かに。 けれど授業でちょこちょこっと教わっても、歴史的場面を想像するのは難しいものだ。 今回初めて、ペリー艦隊上陸記念碑のある下田港を前にして当時の様子を実感することができた。 黒船が港へ近づいて来た時、当初下田の人々は、伊豆の大島が噴火して動いてきたと思ったというから、いかに日米間の技術や軍事力の違いが大きかったかが分かる。 こんな歴史の町で生まれ育ったら、さぞかし 歴史を身近に感じることができるだろう・・・・・何ともうらやましい話である。 その後、バスに乗ってペンションのある入田浜へ。 荷物を部屋において入田浜の砂浜へ出る。 真っ青な海と白浜のコントラストがとても美しかったので、ふたりでしばしぼんやり。 土曜日は朝からレンタカーを借りて南伊豆の賀茂川沿いの桜祭りへ。 河津桜という早咲きの品種で約1ヶ月間咲くそうだ。 今年は例年より遅い開花だったそうで、今週末はまさに満開、濃いピンクの桜の花と黄色の菜の花が咲き乱れた土手をゆっくり散歩した。 途中で桜を見ながら足湯に浸かる。 上半身はコートを着ながらの初・足湯体験。 ~もし日本全国に植えられたのが ソメイヨシノではなく、この河津桜だったら・・・・・。 天気予報にハラハラ、ドキドキしながら、開花してたった1週間の”桜の祭典”を焦燥感 たっぷりに味わう必要はなかっただろう。 河津桜なら、ちょっとやそっとの雨風にビクともせずに1ヶ月間たっぷり春が来た喜びを味あわせてくれそうだ。 けれど、さっと咲いて ぱっと散るソメイヨシノの短命さが日本人の情緒を愛する心に火をつけるのだろう・・・・・。 そんなことを考えながら足湯でウトウトしてたら、あやうくバックを落としそうになる。 ソメイヨシノの心配してるどころじゃなくなるところだったし、まったく。 そして午後は伊豆半島の南端、石廊崎の灯台へ。 晴れ渡った海の向こうに伊豆七島が見えた。 Mはなぜか島フェチ?で、千倉や熱海など海辺の町に行くと、やたらと島の名前を確認せずにはいられないらしい。 全然興味がなくてそっぽを向いている私の横で、ひとりぶつぶつ伊豆七島の所在を指差し確認していた。 花、海、灯台。 やっぱり千倉と同じキーワードの旅になってしまったが、これだけ下調べをせずにテキトーに回っても楽しめるのはすごい。 ものぐさな私たちにはぴったりの場所である。 そして本日、日曜日。 午前中は爪木崎の水仙の自然群生地へ行った。 1月が開花の ピークの為、さすがにあまり咲いていなかったが、海に面した斜面一面に水仙が咲き誇る景色はさぞかし幻想的だろうと想像してみた。 一度是非見てみたいものである。 午後はレンタカーを返して、電車で稲取温泉へ。 3月末まで続く「雛のつるし飾りまつり」会場へ行った。 この雛のつるし飾りは江戸時代後期頃を発端に始まった独自の風習で、通常の雛飾りの両脇に布で作った手作り雛を紐で吊るし、子や孫の成長を祝うらしい。 この布飾りは猿(厄が去る)や金目鯛(稲取名産の縁起物)や枕(寝る子は育つの言い伝え)など多数あり、このつるし飾りに具体的な願いを込めて子供の成長と健康、幸せを祈る風習だそうだ。 他に同じような雛の吊るし飾りとして、九州柳川地区のさげもんや、山形庄内地区の笠福などの伝統飾りがあるとのこと。 今回初めて見たが、普通のお雛様だけより、更に華やかで賑やかな節句になりそうだ(写真の雛飾りの両側がつるし雛)。 帰りの3時間は寝てたら、あっという間に到着。 たいした疲れもなく、盛りだくさんの3日間だった。 Mは伊豆が気に入ったらしく、夏の海水浴もここにしようと言う。 それはそれで良いのだが、このまま千倉と縁遠くなってしまうのもちょっと残念な気もする・・・夏まで時間はたっぷりあるので、ゆっくり考えよう。 今日はとりあえず、もう寝ます・・・。
by fan-an
| 2006-03-05 23:56
| 日常
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